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ドライバーセッション

セッションの開始と停止は、ブラウザーを開いたり閉じたりするためのものです。

セッションの作成

新しいセッションの作成は、W3C コマンド New session に対応しています。

セッションは、新しいDriverクラスオブジェクトを初期化することによって自動的に作成されます。

各言語では、次のいずれかのクラス (または同等のもの) の引数を使用してセッションを作成することができます。

ローカルドライバー

ローカルドライバーを起動するための主な一意の引数には、ローカルコンピューターで必要なドライバーサービスを起動するための情報が含まれます。

  • Serviceオブジェクトはローカルドライバーにのみ適用され、ブラウザーのドライバーに関する情報を提供します。
    WebDriver driver = new ChromeDriver(chromeOptions);
    driver = webdriver.Chrome(options=options)
            driver = new ChromeDriver(options);
      driver.get('https://www.google.com')
    let driver = new Builder()
        .forBrowser(Browser.CHROME)
        .setChromeOptions(options)
        .setChromeService(service)
        .build();

リモートドライバー

リモートドライバーを起動するための主な一意の引数には、コードを実行する場所に関する情報を含みます。 詳細は、リモートドライバーをご覧ください。

セッションの終了

セッションの終了に対するW3Cコマンドは、セッションの削除です。

重要: quit メソッドは close メソッドとは異なり、 セッションを終了するには常に quit を使用することをお勧めします。

1 - ブラウザーオプション

これらの機能はすべてのブラウザで共有されています。

Selenium 3 では、Capabilitiesは Desired Capabilities クラスを使用してセッションで定義していました。 Selenium 4 以降、ブラウザ オプション クラスを使用する必要があります。 リモート ドライバー セッションの場合、使用するブラウザーを決めるため、ブラウザーオプションインスタンスが必要です。

これらのオプションは、Capabilities の w3c仕様で説明しています。

各ブラウザには、w3c仕様で定義しているものに加えて定義可能な カスタム オプション があります。

browserName

オプションクラスのインスタンスを使用すると、ブラウザ名はデフォルトで設定されます。

	ChromeOptions chromeOptions = new ChromeOptions();
	String name = chromeOptions.getBrowserName();
    options.set_window_rect = True # Full support in Firefox
    driver = webdriver.Firefox(options=options)
      options.page_load_strategy = :normal

browserVersion

この機能はオプションであり、リモート側で使用可能なブラウザのバージョンを設定するために使用されます。最近のSeleniumのバージョンでは、システムにバージョンが見つからない場合、Selenium Manager によって自動的にダウンロードされます。

	ChromeOptions chromeOptions = new ChromeOptions();
	String version = "latest";
	chromeOptions.setBrowserVersion(version);
    options = webdriver.ChromeOptions()
    options.strict_file_interactability = True
    driver = webdriver.Chrome(options=options)

pageLoadStrategy

3種類のページ読み込み戦略を利用できます。

ページ読み込み戦略は、次の表で説明しています。

戦略準備完了状態注釈
normalcompleteデフォルトで使用され、すべてのリソースをダウンロードするのを待ちます
eagerinteractiveDOM アクセスの準備は整っていますが、画像などの他のリソースはまだロード中の可能性があります
noneAnyWebDriver をまったくブロックしません

ドキュメントの document.readyState プロパティは、現在のドキュメントの読み込み状態を示します。

URL 経由で新しいページに移動する場合、デフォルトでは、WebDriver は、ドキュメントの準備完了状態が完了するまで、 ナビゲーション メソッド (driver.navigate().get() など) の完了を保留します。 これは必ずしもページの読み込みが完了したことを意味するわけではありません。 特に、Ready State が完了した後に JavaScript を使用してコンテンツを動的に読み込むシングル ページ アプリケーションのようなサイトの場合はそうです。 また、この動作は、要素のクリックまたはフォームの送信の結果であるナビゲーションには適用されないことに注意してください。

自動化にとって重要ではないアセット (画像、css、js など) をダウンロードした結果、ページの読み込みに時間がかかる場合は、 デフォルトのパラメーターである normaleager または none に変更して、セッションの読み込みを高速化できます。 この値はセッション全体に適用されるため、 待機戦略 が不安定さを最小限に抑えるのに十分であることを確認してください。

normal (デフォルト)

WebDriver は load イベント検知するまで待機します。

      driver.quit();
    }
  }
    options.page_load_strategy = 'normal'
    driver = webdriver.Chrome(options=options)
using OpenQA.Selenium;
using OpenQA.Selenium.Chrome;

namespace pageLoadStrategy {
  class pageLoadStrategy {
    public static void Main(string[] args) {
      var chromeOptions = new ChromeOptions();
      chromeOptions.PageLoadStrategy = PageLoadStrategy.Normal;
      IWebDriver driver = new ChromeDriver(chromeOptions);
      try {
        driver.Navigate().GoToUrl("https://example.com");
      } finally {
        driver.Quit();
      }
    }
  }
}
      options.page_load_strategy = :normal
    it('Navigate using normal page loading strategy', async function () {
      let driver = await env
        .builder()
        .setChromeOptions(options.setPageLoadStrategy('normal'))
        .build();

      await driver.get('https://www.google.com');
import org.openqa.selenium.PageLoadStrategy
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeDriver
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeOptions

fun main() {
  val chromeOptions = ChromeOptions()
  chromeOptions.setPageLoadStrategy(PageLoadStrategy.NORMAL)
  val driver = ChromeDriver(chromeOptions)
  try {
    driver.get("https://www.google.com")
  }
  finally {
    driver.quit()
  }
}

eager

WebDriver は、DOMContentLoaded イベントを検知するまで待機します。

      driver.quit();
    }
  }
    options = webdriver.ChromeOptions()

    options.page_load_strategy = 'eager'
using OpenQA.Selenium;
using OpenQA.Selenium.Chrome;

namespace pageLoadStrategy {
  class pageLoadStrategy {
    public static void Main(string[] args) {
      var chromeOptions = new ChromeOptions();
      chromeOptions.PageLoadStrategy = PageLoadStrategy.Eager;
      IWebDriver driver = new ChromeDriver(chromeOptions);
      try {
        driver.Navigate().GoToUrl("https://example.com");
      } finally {
        driver.Quit();
      }
    }
  }
}
       options.page_load_strategy = :eager
    it('Navigate using eager page loading strategy', async function () {
      let driver = await env
        .builder()
        .setChromeOptions(options.setPageLoadStrategy('eager'))
        .build();

      await driver.get('https://www.google.com');
import org.openqa.selenium.PageLoadStrategy
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeDriver
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeOptions

fun main() {
  val chromeOptions = ChromeOptions()
  chromeOptions.setPageLoadStrategy(PageLoadStrategy.EAGER)
  val driver = ChromeDriver(chromeOptions)
  try {
    driver.get("https://www.google.com")
  }
  finally {
    driver.quit()
  }
}

none

WebDriver は、最初のページがダウンロードされるまで待機します。

      driver.quit();
    }
  }

def test_page_load_strategy_none():
    options = webdriver.ChromeOptions()
using OpenQA.Selenium;
using OpenQA.Selenium.Chrome;

namespace pageLoadStrategy {
  class pageLoadStrategy {
    public static void Main(string[] args) {
      var chromeOptions = new ChromeOptions();
      chromeOptions.PageLoadStrategy = PageLoadStrategy.None;
      IWebDriver driver = new ChromeDriver(chromeOptions);
      try {
        driver.Navigate().GoToUrl("https://example.com");
      } finally {
        driver.Quit();
      }
    }
  }
}
      options.page_load_strategy = :none
    it('Navigate using none page loading strategy', async function () {
      let driver = await env
        .builder()
        .setChromeOptions(options.setPageLoadStrategy('none'))
        .build();

      await driver.get('https://www.google.com');
import org.openqa.selenium.PageLoadStrategy
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeDriver
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeOptions

fun main() {
  val chromeOptions = ChromeOptions()
  chromeOptions.setPageLoadStrategy(PageLoadStrategy.NONE)
  val driver = ChromeDriver(chromeOptions)
  try {
    driver.get("https://www.google.com")
  }
  finally {
    driver.quit()
  }
}

platformName

これにより、リモートエンドのオペレーティングシステムが識別され、 platformName を取得するとOS名が返されます。

クラウドベースのプロバイダーでは、 platformName を設定すると、リモートエンドのOSが設定されます。

acceptInsecureCerts

この機能は、セッション中のナビゲーション中に、期限切れ(または)無効な TLS証明書 が使用されているかどうかを確認します。

機能が false に設定されている場合、ナビゲーションでドメイン証明書の問題が発生すると、 insecure certificate error が返されます。 true に設定すると、無効な証明書はブラウザーによって信頼されます。

すべての自己署名証明書は、デフォルトでこの機能によって信頼されます。 一度設定すると、 acceptInsecureCerts Capabilityはセッション全体に影響します。

timeouts

WebDriverの セッション には特定の セッションタイムアウト 間隔が設定されており、 その間、ユーザーはスクリプトの実行またはブラウザーからの情報の取得の動作を制御できます。

各セッションタイムアウトは、以下で説明するように、異なる タイムアウト の組み合わせで構成されます。

Script Timeout:

現在のブラウジングコンテキストで実行中のスクリプトをいつ中断するかを指定します。 新しいセッションがWebDriverによって作成されると、デフォルトのタイムアウト 30,000 が課されます。

Page Load Timeout:

現在のブラウジングコンテキストでWebページをロードする必要がある時間間隔を指定します。 新しいセッションがWebDriverによって作成されると、デフォルトのタイムアウト 300,000 が課されます。 ページの読み込みが指定/デフォルトの時間枠を制限する場合、スクリプトは TimeoutException によって停止されます。

Implicit Wait Timeout

これは、要素を検索するときに暗黙的な要素の検索戦略を待つ時間を指定します。 新しいセッションがWebDriverによって作成されると、デフォルトのタイムアウト 0 が課されます。

unhandledPromptBehavior

現在のセッションの ユーザープロンプトハンドラー の状態を指定します。 デフォルトでは、 dismiss and notify (却下して通知する) 状態 となります。

User Prompt Handler

これは、リモートエンドでユーザープロンプトが表示されたときに実行する必要があるアクションを定義します。 これは、 unhandledPromptBehavior Capabilityによって定義され、次の状態があります。

  • dismiss (却下)
  • accept (受入)
  • dismiss and notify (却下して通知)
  • accept and notify (受け入れて通知)
  • ignore (無視)

setWindowRect

リモート エンドがすべての サイズ変更および再配置 コマンド をサポートするかどうかを示します。

strictFileInteractability

この新しいcapabilityは、厳密な相互作用チェックを input type = file 要素に適用する必要があるかどうかを示します。 厳密な相互作用チェックはデフォルトでオフになっているため、隠しファイルのアップロードコントロールで Element Send Keys を使用する場合の動作が変更されます。

proxy

プロキシサーバーは、クライアントとサーバー間の要求の仲介役として機能します。 簡単に言えば、トラフィックはプロキシサーバーを経由して、要求したアドレスに戻り、戻ってきます。

Seleniumを使用した自動化スクリプト用のプロキシサーバーは、

  • ネットワークトラフィックをキャプチャする
  • ウェブサイトによって行われた模擬バックエンドを呼び出す
  • 複雑なネットワークトポロジーまたは厳格な企業の制限/ポリシーの下で、必要なWebサイトにアクセスします。

企業環境でブラウザがURLへの接続に失敗した場合、環境にアクセスするにはプロキシが必要であることが原因であることが最も可能性が高いです。

Selenium WebDriverは設定をプロキシする方法を提供します。

Move Code

import org.openqa.selenium.Proxy;
import org.openqa.selenium.WebDriver;
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeDriver;
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeOptions;

public class ProxyTest {
  public static void main(String[] args) {
    Proxy proxy = new Proxy();
    proxy.setHttpProxy("<HOST:PORT>");
    ChromeOptions options = new ChromeOptions();
    options.setCapability("proxy", proxy);
    WebDriver driver = new ChromeDriver(options);
    driver.get("https://www.google.com/");
    driver.manage().window().maximize();
    driver.quit();
  }
}
using OpenQA.Selenium;
using OpenQA.Selenium.Chrome;

public class ProxyTest{
public static void Main() {
ChromeOptions options = new ChromeOptions();
Proxy proxy = new Proxy();
proxy.Kind = ProxyKind.Manual;
proxy.IsAutoDetect = false;
proxy.SslProxy = "<HOST:PORT>";
options.Proxy = proxy;
options.AddArgument("ignore-certificate-errors");
IWebDriver driver = new ChromeDriver(options);
driver.Navigate().GoToUrl("https://www.selenium.dev/");
}
}
let webdriver = require('selenium-webdriver');
let chrome = require('selenium-webdriver/chrome');
let proxy = require('selenium-webdriver/proxy');
let opts = new chrome.Options();

(async function example() {
opts.setProxy(proxy.manual({http: '<HOST:PORT>'}));
let driver = new webdriver.Builder()
.forBrowser('chrome')
.setChromeOptions(opts)
.build();
try {
await driver.get("https://selenium.dev");
}
finally {
await driver.quit();
}
}());
import org.openqa.selenium.Proxy
import org.openqa.selenium.WebDriver
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeDriver
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeOptions

class proxyTest {
fun main() {

        val proxy = Proxy()
        proxy.setHttpProxy("<HOST:PORT>")
        val options = ChromeOptions()
        options.setCapability("proxy", proxy)
        val driver: WebDriver = ChromeDriver(options)
        driver["https://www.google.com/"]
        driver.manage().window().maximize()
        driver.quit()
    }
}

2 - HTTPクライアントの設定

これにより、HTTPライブラリのさまざまなパラメーターを設定できます。

package dev.selenium.drivers;

import dev.selenium.BaseTest;

import org.openqa.selenium.remote.http.ClientConfig;
import org.junit.jupiter.api.BeforeEach;
import org.junit.jupiter.api.Test;
import org.openqa.selenium.chrome.ChromeOptions;
import org.openqa.selenium.remote.RemoteWebDriver;

import javax.net.ssl.SSLContext;
import javax.net.ssl.TrustManager;
import javax.net.ssl.TrustManagerFactory;
import javax.net.ssl.X509TrustManager;
import java.io.FileInputStream;
import java.net.URL;
import java.nio.file.Path;
import java.security.KeyStore;
import java.security.cert.CertificateFactory;
import java.security.cert.X509Certificate;
import java.time.Duration;

import org.openqa.selenium.UsernameAndPassword;

import static java.net.http.HttpClient.Version.HTTP_1_1;

public class HttpClientTest extends BaseTest {
    URL gridUrl;

    @BeforeEach
    public void startGrid() {
        gridUrl = startStandaloneGridAdvanced();
    }

    @Test
    public void remoteWebDriverWithClientConfig() throws Exception {
        ClientConfig clientConfig = ClientConfig.defaultConfig()
                .withRetries()
                .sslContext(createSSLContextWithCA(Path.of("src/test/resources/tls.crt").toAbsolutePath().toString()))
                .connectionTimeout(Duration.ofSeconds(300))
                .readTimeout(Duration.ofSeconds(3600))
                .authenticateAs(new UsernameAndPassword("admin", "myStrongPassword"))
                .version(HTTP_1_1.toString());
        ChromeOptions options = new ChromeOptions();
        options.setEnableDownloads(true);
        driver = RemoteWebDriver.builder()
                .oneOf(options)
                .address(gridUrl)
                .config(clientConfig)
                .build();
        driver.quit();
    }

    @Test
    public void remoteWebDriverIgnoreSSL() throws Exception {
        ClientConfig clientConfig = ClientConfig.defaultConfig()
                .withRetries()
                .sslContext(createIgnoreSSLContext())
                .connectionTimeout(Duration.ofSeconds(300))
                .readTimeout(Duration.ofSeconds(3600))
                .authenticateAs(new UsernameAndPassword("admin", "myStrongPassword"))
                .version(HTTP_1_1.toString());
        ChromeOptions options = new ChromeOptions();
        options.setEnableDownloads(true);
        driver = RemoteWebDriver.builder()
                .oneOf(options)
                .address(gridUrl)
                .config(clientConfig)
                .build();
        driver.quit();
    }

    public static SSLContext createSSLContextWithCA(String caCertPath) throws Exception {
        FileInputStream fis = new FileInputStream(caCertPath);
        CertificateFactory cf = CertificateFactory.getInstance("X.509");
        X509Certificate caCert = (X509Certificate) cf.generateCertificate(fis);
        KeyStore keyStore = KeyStore.getInstance(KeyStore.getDefaultType());
        keyStore.load(null, null);
        keyStore.setCertificateEntry("caCert", caCert);
        TrustManagerFactory tmf = TrustManagerFactory.getInstance(TrustManagerFactory.getDefaultAlgorithm());
        tmf.init(keyStore);
        SSLContext sslContext = SSLContext.getInstance("TLS");
        sslContext.init(null, tmf.getTrustManagers(), null);
        return sslContext;
    }

    public static SSLContext createIgnoreSSLContext() throws Exception {
        TrustManager[] trustAllCerts = new TrustManager[]{
                new X509TrustManager() {
                    public X509Certificate[] getAcceptedIssuers() {
                        return null;
                    }

                    public void checkClientTrusted(X509Certificate[] certs, String authType) {
                    }

                    public void checkServerTrusted(X509Certificate[] certs, String authType) {
                    }
                }
        };
        SSLContext sslContext = SSLContext.getInstance("TLS");
        sslContext.init(null, trustAllCerts, new java.security.SecureRandom());
        return sslContext;
    }
}
import os
import pytest
import sys
from urllib3.util import Retry, Timeout
from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.proxy import Proxy
from selenium.webdriver.common.proxy import ProxyType
from selenium.webdriver.remote.client_config import ClientConfig


@pytest.mark.skipif(sys.platform == "win32", reason="Gets stuck on Windows, passes locally")
@pytest.mark.sanity
def test_start_remote_with_client_config(grid_server):
    proxy = Proxy({"proxyType": ProxyType.AUTODETECT})
    retries = Retry(connect=2, read=2, redirect=2)
    timeout = Timeout(connect=300, read=3600)
    client_config = ClientConfig(remote_server_addr=grid_server,
                                 proxy=proxy,
                                 init_args_for_pool_manager={"retries": retries, "timeout": timeout},
                                 ca_certs=_get_resource_path("tls.crt"),
                                 username="admin", password="myStrongPassword")
    options = webdriver.ChromeOptions()
    driver = webdriver.Remote(command_executor=grid_server, options=options, client_config=client_config)
    driver.get("https://www.selenium.dev")
    driver.quit()


@pytest.mark.skipif(sys.platform == "win32", reason="Gets stuck on Windows, passes locally")
@pytest.mark.sanity
def test_start_remote_ignore_certs(grid_server):
    proxy = Proxy({"proxyType": ProxyType.AUTODETECT})
    client_config = ClientConfig(remote_server_addr=grid_server,
                                 proxy=proxy,
                                 timeout=3600,
                                 ignore_certificates=True,
                                 username="admin", password="myStrongPassword")
    options = webdriver.ChromeOptions()
    driver = webdriver.Remote(command_executor=grid_server, options=options, client_config=client_config)
    driver.get("https://www.selenium.dev")
    driver.quit()


def _get_resource_path(file_name: str):
    if os.path.abspath("").endswith("tests"):
        path = os.path.abspath(f"resources/{file_name}")
    else:
        path = os.path.abspath(f"tests/resources/{file_name}")
    return path
    client = Selenium::WebDriver::Remote::Http::Default.new(open_timeout: 30, read_timeout: 30)
    expect(client.open_timeout).to eq 30

3 - ドライバーサービスクラス

サービスクラスは、ドライバーの起動と停止を管理するためのものです。リモートWebDriverセッションでは使用できません。

サービスクラスを使用すると、ドライバーに関する情報(場所や使用するポートなど)を指定できます。また、コマンドラインに渡される引数を指定することもできます。便利な引数のほとんどは、ログに関連しています。

デフォルトサービスインスタンス

デフォルトサービスインスタンスを使用してドライバーを起動するには:

import org.openqa.selenium.remote.service.DriverService;

Selenium v4.11

from selenium.webdriver.chrome.service import Service as ChromeService
        [TestMethod]
        public void BasicService()

ドライバーの場所

注意: Selenium 4.6以上を使用している場合、ドライバーの場所を設定する必要はありません。Seleniumを更新できない場合や、特別な使用ケースがある場合は、ドライバーの場所を指定する方法は次のとおりです:

ドライバーのポート

ドライバーを特定のポートで実行したい場合は、次のように指定できます:

ログ記録

ログ記録機能はブラウザによって異なります。ほとんどのブラウザでは、ログの場所とレベルを指定できます。各ブラウザのページを確認してください:

4 - リモートWebDriver

Seleniumは、リモートコンピュータ上でブラウザを自動化することができます。これには、リモートコンピュータ上で Selenium Grid が実行されている必要があります。コードを実行するコンピュータはクライアントコンピュータと呼ばれ、ブラウザとドライバーがあるコンピュータはリモートコンピュータまたは時々エンドノードと呼ばれます。Seleniumテストをリモートコンピュータに向けるには、Remote WebDriverクラスを使用し、そのマシンのグリッドのポートを含むURLを渡す必要があります。グリッドの設定方法については、グリッドのドキュメントを参照してください。

基本的な例

ドライバーは、コマンドを送信する場所と、リモートコンピュータ上で開始するブラウザを知る必要があります。そのため、アドレスとオプションインスタンスの両方が必要です。

    driver = new RemoteWebDriver(gridUrl, options);
  }
    assert "localhost" in driver.command_executor._url
    driver.quit()
            driver = new RemoteWebDriver(GridUrl, options);
    options = Selenium::WebDriver::Options.chrome
    driver = Selenium::WebDriver.for :remote, url: grid_url, options: options

アップロード

ファイルのアップロード は、リモートWebDriverセッションではより複雑です。アップロードしたいファイルはコードを実行しているコンピュータ上にあることが多いですが、リモートコンピュータ上のドライバーはそのローカルファイルシステム上で指定されたパスを探しています。この解決策として、ローカルファイルディテクターを使用します。これを設定すると、Seleniumはファイルをパッケージ化し、リモートマシンに送信するため、ドライバーはその参照を認識できるようになります。一部のバインディングでは、デフォルトで基本的なローカルファイルディテクターが含まれており、すべてのバインディングでカスタムファイルディテクターを設定できます。

Javaにはデフォルトでローカルファイルディテクターが含まれていないため、アップロードを行う際には必ず追加する必要があります。
    WebElement fileInput = driver.findElement(By.cssSelector("input[type=file]"));
    fileInput.sendKeys(uploadFile.getAbsolutePath());
    driver.findElement(By.id("file-submit")).click();

Pythonでは、リモートWebDriverインスタンスにデフォルトでローカルファイルディテクターが追加されますが、独自のクラスを作成することも可能です。


    file_name_element = driver.find_element(By.ID, "uploaded-files")
    file_name = file_name_element.text
.NETでは、リモートWebDriverインスタンスにデフォルトでローカルファイルディテクターが追加されますが、独自のクラスを作成することも可能です。
            IWebElement fileInput = driver.FindElement(By.CssSelector("input[type=file]"));
            fileInput.SendKeys(uploadFile);
            driver.FindElement(By.Id("file-submit")).Click();
Rubyでは、リモートWebDriverインスタンスにデフォルトでローカルファイルディテクターが追加されますが、独自のラムダを作成することも可能です。
    driver.file_detector = ->((filename, *)) { filename.include?('selenium') && filename }
    file_input = driver.find_element(css: 'input[type=file]')
    file_input.send_keys(upload_file)
    driver.find_element(id: 'file-submit').click

ダウンロード

Chrome、Edge、およびFirefoxでは、それぞれダウンロードディレクトリの場所を設定できます。 ただし、リモートコンピュータでこれを行う場合、その場所はリモートコンピュータのローカルファイルシステム上にあります。Seleniumを使用すると、クライアントコンピュータにこれらのファイルをダウンロードできるように設定することが可能です。

グリッドでのダウンロードを有効化

クライアントに関係なく、ノードまたはスタンドアロンモードでグリッドを起動する際には、次のフラグを追加する必要があります:

--enable-managed-downloads true

クライアントでのダウンロードを有効化

グリッドは、se:downloadsEnabled 機能を使用して、ブラウザの場所を管理する責任を持つかどうかを切り替えます。各バインディングには、これを設定するためのオプションクラスのメソッドがあります。

    options.setEnableDownloads(true);
    driver = new RemoteWebDriver(gridUrl, options);
    driver.get('https://www.selenium.dev/selenium/web/downloads/download.html')
    driver.find_element(By.ID, "file-1").click()
    driver.find_element(By.ID, "file-2").click()
            {
                EnableDownloads = true
            };
            driver = new RemoteWebDriver(GridUrl, options);

            driver.Url = "https://selenium.dev/selenium/web/downloads/download.html";
    options = Selenium::WebDriver::Options.chrome(enable_downloads: true)
    driver = Selenium::WebDriver.for :remote, url: grid_url, options: options

ダウンロード可能なファイルの一覧

Seleniumはファイルのダウンロードが完了するのを待たないため、リストは指定されたセッションのディレクトリに現在存在するファイル名の即時スナップショットであることに注意してください。

ファイルをダウンロード

Seleniumは、提供されたファイルの名前をリストの中で探し、指定されたターゲットディレクトリにダウンロードします。

    ((HasDownloads) driver).deleteDownloadableFiles();
            string fileContent = File.ReadAllText(Path.Combine(targetDirectory, downloadableFile));
    driver.download_file(downloadable_file, target_directory)

ダウンロードしたファイルの削除

デフォルトでは、ダウンロードディレクトリは該当するセッションの終了時に削除されますが、セッション中にすべてのファイルを削除することもできます。

            Assert.IsTrue(((RemoteWebDriver)driver).GetDownloadableFiles().IsNullOrEmpty());
    driver.delete_downloadable_files

ブラウザ特有の機能

ブラウザ は、そのブラウザにのみ利用可能な特別な機能を実装しています。各Seleniumバインディングは、リモートセッションでそれらの機能を使用するための異なる方法を実装しています。

Javaでは、Augmenterクラスを使用する必要があります。これにより、RemoteWebDriverで使用される機能に一致するすべてのインターフェースの実装を自動的に取り込むことができます。

  @Test

興味深いことに、RemoteWebDriverBuilderを使用すると、ドライバーが自動的に拡張されるため、デフォルトで全ての機能を取得するのに最適な方法です。

            .build();

    Assertions.assertTrue(driver instanceof HasCasting);
  }
}
.NETでは、リモートドライバーで指定されたブラウザに対して有効なコマンドを実行するために、カスタムコマンドエグゼキュータを使用します。

            var screenshotResponse = customCommandDriver
                .ExecuteCustomDriverCommand(FirefoxDriver.GetFullPageScreenshotCommand, null);

            Screenshot image = new Screenshot((string)screenshotResponse);
Rubyでは、ミキシンを使用してリモートWebDriverセッションに適用可能なブラウザ特有のメソッドを追加します。これらのメソッドは常にそのまま機能するはずです。

クライアントのリクエストをトレースする

この機能は、Java クライアント バインディング (ベータ版以降) でのみ利用できます。 Remote WebDriver クライアントは Selenium Grid サーバーにリクエストを送信し、 Selenium Grid サーバーはリクエストを WebDriver に渡します。 HTTP リクエストをエンド ツー エンドでトレースするには、サーバー側とクライアント側でトレースを有効にする必要があります。 両端には、視覚化フレームワークを指すトレース エクスポーターのセットアップが必要です。 デフォルトでは、トレースはクライアントとサーバーの両方で有効になっています。 視覚化フレームワークの Jaeger UI と Selenium Grid 4 を設定するには、目的のバージョンの トレースのセットアップ を参照してください。

クライアント側のセットアップについては、以下の手順に従ってください。

必要な依存関係を追加する

トレーシング エクスポーターの外部ライブラリのインストールは、Maven を使って実行できます。 プロジェクト pom.xml に opentelemetry-exporter-jaeger および grpc-netty の依存関係を追加します。

  <dependency>
      <groupId>io.opentelemetry</groupId>
      <artifactId>opentelemetry-exporter-jaeger</artifactId>
      <version>1.0.0</version>
    </dependency>
    <dependency>
      <groupId>io.grpc</groupId>
      <artifactId>grpc-netty</artifactId>
      <version>1.35.0</version>
    </dependency>

クライアントの実行中に必要なシステムプロパティを追加/渡す

System.setProperty("otel.traces.exporter", "jaeger");
System.setProperty("otel.exporter.jaeger.endpoint", "http://localhost:14250");
System.setProperty("otel.resource.attributes", "service.name=selenium-java-client");

ImmutableCapabilities capabilities = new ImmutableCapabilities("browserName", "chrome");

WebDriver driver = new RemoteWebDriver(new URL("http://www.example.com"), capabilities);

driver.get("http://www.google.com");

driver.quit();

  

ご希望のSeleniumのバージョンに必要な外部依存関係のバージョンの詳細については、 トレースのセットアップ を参照してください。

詳細については、下記URLを参照してください。